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臨床での活用漢方で治そう

高名清養病院 川俣 博嗣

はじめに

 漢方の基本は「証に随って治療する」(随証治療)のが原則です。「証」とは、その時に生体に現れた症状や兆候のことであり、この「証」を判断する際に陰陽虚実の概念を用います。しかし「証」の概念は種々の解釈があり、その結果、「証」を理解することを難しくしているのが現状です。この講座では下記の解釈の仕方で「証」を把握していきます。

随証治療について