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漢方基礎講座漢方の診断法

漢方講座「漢方の診断法」について

 漢方講座「漢方の診断法」は、これから漢方医学について学んでみたい、漢方の考え方や薬効を確認してみたいとお考えの医療従事者の皆様を対象に作られています。本講座がそのきっかけの一助となれば幸いです。
 物足りない点も多々あるかと存じますが、下記の書物を参考に基本的な考え方を理解しやすく表現しました。今後も内容の充実を図っていきたいと考えておりますのでご理解ご了承のほどお願い申し上げます。

参考図書一覧
東洋医学概説 長濱善夫著 <発行:創元社>
中国漢方医学概論 南京中医学院編著 <発行:(株)中国漢方>
中医処方解説 神戸中医学研究会編著 <発行:医歯薬出版株式会社>
中医学入門 神戸中医学研究会 <発行:医歯薬出版株式会社>
健保適用エキス剤による漢方診療ハンドブック 桑木崇秀 <発行:創元社>

現代医療における漢方の位置づけ

 近年の疾病構造の変化に加え、人々の健康に対する意識・欲求は、今まで以上に高まり、セルフメディケーションを支柱に予防医療への志向も進み始めています。一方、医療の現場においても患者さんのニーズは多様化し、個人の医療を考える全人的医療の必要性が取り沙汰されています。漢方医学は、歪みの治療に焦点をあてたバランスの医学と言われ、より個々人の状態にスポットをあてた治療を可能としています。

「漢方の診断法」ページ構成