現代の臨床医が新しく漢方にとりくむ場合、臨床と関連深い方剤学から取り組むと効率がよい。方剤の構成には、漢方の基本的な考え方、基礎理論が含まれており、臨床まで繋げて理解することができる。方剤学を学ぶ際、方剤を構成する上でバランスがとれた2つの生薬を単位として考えるのがよい。この単位を「対薬」という。
臨床上、また方剤構成上合理性をもつ2味の生薬の配合を「対薬」という。対薬は生薬配合の最小単位であり、多くの方剤は対薬の組み合わせとして理解することができる。対薬の視点から方剤の生薬構成を理解し、漢方の基礎から病証、治法まで説明することを「対薬理論」という。
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