薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
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主成分:
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クリンダマイシンリン酸エステル(Clindamycin phosphate)
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この薬の作用と効果について
この薬はリンコマイシン系の抗生物質です。にきびの患部の細菌を殺すことにより、炎症をおさえ、にきびを治療します。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹(ほっしん)などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、適量を1日2回、洗顔後、患部に塗布します。必ず指示された使用方法に従ってください。
- 塗り忘れた場合
気がついたときに1回分塗ってください。忘れたからといって2回分を一度に塗ってはいけません。その後は主治医の指示に従って塗ってください。
- 誤って多く塗った場合
ティッシュペーパーなどで軽くふき取ってください。 何か異常を感じたら、すぐに主治医または薬剤師にご相談ください。
- その他
薬を塗る部位は患部に限定し、広範囲に塗らないでください。主治医の指示なしに、自分の判断で塗るのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、かゆみ、赤み、蕁麻疹(じんましん)、刺激感、ヒリヒリ感、かぶれなど、胃腸の調子が悪いなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 発熱、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢(粘液便)[腹痛偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 眼には使用しないでください。
- 誤って目に入った場合は、水道水で十分洗い流してください。
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医療担当者記入欄 年 月 日
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より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。